世界の民族衣装には可愛い・かっこいいものがたくさんあります。
その中の一部ではありますが、Stable Diffusionで生成できる民族衣装をまとめていきます。
wikipediaなどを元におよそ400種類、目についた民族衣装を片っ端から検証しました!
今回は衣装の名前編です。民族名ではなく、民族衣装の名称があるもの、効果がしっかり出ているものを一覧にしています。
地域ごとにまとめていきます。
※あくまで、このプロンプトで生成するとこうなる、という結果をまとめているだけなので、民族衣装の特徴が間違っている可能性もあります。
ベース
Prompt:
(best quarity:1.2), masterpiece,
(nup, loli:1.4), solo, smile,
standing, cowboy shot
Negative Prompt:
(worst quality, low quality:1.4), (EasyNegative, negative_hand-neg, bad anatomy, extra arms, fewer arms, extra legs, fewer legs, text, watermark, signature:1.2)
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こちらの、nupの箇所を変更して検証していきます。
アフリカ
ダシキ dashiki
主に西アフリカにおいての男女の衣服。腰までの丈が一般的。ゆったりしたプルオーバー型のものがよく見られ、飾りのあるVネックに刺繍で仕立てられた襟袖のラインが特徴的。
ケンテ kente
ガーナの男性が「ブーバ」というシャツの上に着る一枚布をサリーのように身にまとった民族衣装。
(模様は近いが形状は再現されなかった)
ガラビア jalabiya
エジプトでは男女ともに着用する民族衣装。木綿、麻、モスリンなどで作る緩やかなワンピースで、色彩は白と茶、黒と青の地味な色彩で無地かイギリスで「エジプトの縞」と呼ばれた太目の縞模様が多い。
ガラバヤ Galabaya
エジプトや他のアラブ諸国で着られる女性の衣装、ゆったりとしたドレスやローブ。
ロインクロス loincloth
古代エジプト人などに多く見られた衣服の一種。腰布・腰衣のことで、腰周りを紐や布で覆う、または巻く形式。スカートや下着の祖ともいわれる。
カンガ Kanga of African traditional clothing
タンザニア、ケニアに代表される東アフリカで衣類や風呂敷などとして広く利用される一枚布。
(スペルがカンガルーに近いせいか、耳などにカンガルーの影響が出やすい)
キテンゲ Kitenge
タンザニアの伝統的な女性の衣装で、カラフルな布地が特徴。
マシパイ African Maasai beads
ケニアのマサイ族の女性が身につけるビーズや子安貝などを用いたネックレス。首枷型、ネックレス型、首輪型などがある。基本色は白、赤、青で、それぞれ、牛の血の赤、牛の乳の白、空の青を象徴している。
ブーブー Boubou
西アフリカ全域で着用される流れるような幅広の袖のローブ。
東アジア
漢服 Hanfu
漢民族の民族服。
チャイナドレス Cheongsam
立領で横に深いスリットが入った衣服であり、おもに女性が着るボディコンシャスなワンピース。
唐装 Tangzhuang
満州起源と漢の影響を受けた中国の上着の一種、前で閉じたマンダリンカラーが特徴的。カエルボタンが付いている。
長袍 Changshan
中国のローブであるパオフの一種であり清朝時代の七荘、満州族の男性が着用していた満州族の伝統衣装。
人民服 Mao suit
大陸統治時代の中華民国で考案された上下揃いの外衣の一種。
満洲服 Qizhuang
満洲人(マンジュ人)の民族服であり、チャイナドレスの原型でもある。
着物 Kimono
日本在来の衣服のこと、近年では日本における民族服ともされる。和服ともいう。
(Kimono,wahuku,yukataなどでそれぞれ印象は異なる)
韓服 Hanbok
朝鮮半島地域の民族衣装。
南アジア
パシュトゥン Pashtun clothing
アフガニスタンのパシュトゥーン族の衣装、薄手のリネン、動きやすいようにゆったりとした作りになっている。
チョリ Choli
ブラウスまたは胴着のような上衣で、一般的に腹部を露出させて短くカットされ、インドではサリーと一緒に着用される。
(本来は丈の短いTシャツのような形状が多い)
ドウティ dhoti
インドのヒンドゥー教徒男性が着用する腰布の一種。巻きスカートのように腰に巻きつける、または股の間に布を通して動きやすくした着方も好まれる。
ドゥパッタ Dupatta
インドの女性が頭と肩を覆うために伝統的に着用する長いショールのようなスカーフ。サルワール・カミーズ衣装の一部として最も一般的に使用されており、クルタなどの上に着用される。
クルタ Kurta
インドやパキスタンで着られる女性のトップスで、ロングシャツのようなスタイルが特徴。
クルティ Kurti
インドやパキスタンで着られる女性のトップスで、パンツやスカートと組み合わせて着用する。
サリー Sari
南アジア地域の女性が着用する民族衣装。細長い布からなっており、様々なスタイルで体を包み込むようにまとう。
(中央のイメージが近い。着物のような形状で生成されやすい)
サルワール・カミーズ Shalwar kameez
南アジアの民族衣装。シャツを意味するカミーズと、ズボンを意味するサルワールのセットで着用される。女性は更にドゥパッタを組み合わせ、3点セットで着用することが多い。日本では「パンジャビ・ドレス」、または、略して「パンジャビ」という呼び方が一般的。
シェルワーニー Sherwani
南アジアの男性が着用する長袖の上着。ウエスタンのフロック コートと同様に、ウエストをある程度抑えたフィット感のあるコート。膝下までの長さで、前はボタンで留められている。
東南アジア
バティック Batik
インドネシア、マレーシアのろうけつ染め布地の特産品。日本では更紗の一種とされる。
サロン Sarong
インドネシアやマレー半島で使用されるロングスカート状の腰布の一種で、平常着として使う。
ルンギー Lungi
腰に巻かれる伝統的衣装。スカートのように筒状に縫われ、特に暑い地方で着用される。
ワイド・ルンギ Wide Lungi
バングラデシュやパキスタンで着られる女性の衣装で、ゆったりとしたワイドパンツ。
クラマー Krama
スカーフ、バンダナ、顔を覆う、装飾目的、ハンモックなど、さまざまな用途に使用できる丈夫なカンボジアの伝統的な衣服。
(効果弱め。チェック柄の被り布として使われることが多い)
ケバヤ Kebaya
インドネシアの民族服。綿のブラウス、絹とレース、錦かビロードのブラウスが中央の合う部分でブローチによって留められているが、伝統的なケバヤは前面にボタンがない。
バジュ クルン Baju Kurung
マレー系マレーシア人女性達が纏う民族衣装。
バロン・タガログ Barong tagalog
通称バロン(時にはバロ baroとも)は、フィリピンの男性の民族衣装で正装用シャツ。
越服 Vietnamese clothing
キン族の民族衣装とベトナムの非公式国家服。アオザイを含む、ベトナムの人々がベトナムで着る伝統衣装。
アオザイ Ao dai
正装として着用するベトナムの民族服。
(本来は袖付きのチャイナドレス+ズボン、のような印象だがズボンは生成されにくい)
アオトゥータン Áo tứ thân
ベトナム北部で一般的に着用される伝統的なベトナムのドレス。
ヴィエット Viet
ベトナムの伝統的な女性の衣装で、シンプルなデザインのドレスと帽子が特徴。
ロンジー Longyi
ミャンマー(ビルマ)で日常的に着用されている伝統的な民族衣装。
中東
アバーア Abaya
アラブ諸国ならびにイラン他の非アラブイスラーム諸国におけるイスラミックな民族衣装。外套状の長衣の総称。
チャードル Chador
イランの女性が外出して公衆の面前に出る際伝統的に身に着けてきた衣装、体全体を覆う黒系の布の形をしている。
ニカブ niqab
顔を覆う、通常は黒色の衣服。
ヒジャブ Hijab
アラビア語で「覆うもの」を意味する名詞。イスラーム教国内の女性が、頭や身体を覆う布を指して使われることが多い。
ブルカ Burqa
伝統的にイスラーム世界の都市で用いられた女性用のヴェール(ヒジャブ)の一種。
シャルキ Sharqi
アラブ諸国のベリーダンスの衣装。装飾が施されたビキニトップとスカートのセット。
(効果弱め)
ターバン Turban
伝統的に中東諸国およびインドで用いられる頭に巻く帯状の布。
トーブ Thawb
湾岸アラブ諸国で着用される民族衣装の総称。
カフタン Kaftan
アラブ人の民族衣装。長袖・袷仕立ての長い前開きのガウン。
ユダヤ人の宗教服飾 Jewish religious clothing
ユダヤ教の民族衣装。
キッパー kippa
ユダヤ教の民族衣装の一種。男性がかぶる帽子のようなもの。小さな皿状の形をしており、頭の片隅に乗せるようにしてかぶる。
(効果弱め)
タッリート Tallit
ユダヤ教の礼拝の時に男性が着用する、布製のショール。
テフィリン Tefillin
ユダヤ教の民族衣装の一種。律法の詩句が刻まれた羊皮紙の巻物が入った革ストラップが付いた一連の小さな黒い革の箱。
(効果弱め)
ヨーロッパ
キルト kilt
スコットランドのスカート状の伝統衣装。通常はタータン柄。
ディアンドル Dirndl
ドイツ南部バイエルン州からリヒテンシュタイン公国、オーストリア・チロル地方、スイス、イタリアのアルプス地方にかけての女性の民族衣装。形状はドレスに類似している。
レーダーホーゼン Lederhosen
ドイツ南部バイエルン州からオーストリアのチロル地方にかけての地域で男性に着用される肩紐付きの皮製の半ズボン(ハーフパンツ)。
トラフト Tracht
ドイツ語圏の国や地域の伝統的な衣服の総称。
フラメンコドレス Flamenco Dress
スペインのアンダルシア地方で着られる女性の衣装、フリルやタイトなウエストが特徴。
ヴィシヴァンカ Vyshyvanka
ウクライナの民族衣装の俗称で刺繡を施したシャツ。
ソロチカ Ukraina embroidery smock dress
ウクライナの民族衣装の俗称で刺繡を施したシャツ。
(「ソロチカ」では効果がないためプロンプトの組み合わせで再現しているが効果弱め)
ウシャーンカ Ushanka
ロシアをはじめとする、零下数十度にもなる寒冷地で頭部の防寒のため着用される毛皮(ファー)の帽子。
ルバシカ(コソヴォロートカ) Kosovorotka
ロシアの民族衣装の一種であるブラウス状の上衣。ルバシカはシャツ全般を指す語。
(Russian blouseの方が成功率高め)
ブナド Bunad
伝統的な農村服(主に18世紀から19世紀のもの) と現代の20世紀の服の両方を含むノルウェーの包括的な用語。
中南米
グアヤベラ Guayabera
ズボンの外側に着用される男性用のサマーシャツで、縦に2列のしっかりと縫い付けられたプリーツが縦方向に走っているのが特徴。高温または湿気の多い気候に適し、メキシコ、中央アメリカ、カリブ海地域(特にキューバ、ドミニカ共和国、ハイチ、ジャマイカ、プエルトリコ)、南アメリカ、東南アジア、スペイン南部、ポルトガルで着用される。
ケスケミトル quexquémitl
メキシコ先住民の女性用の貫頭衣の一種。ポンチョと似るが丈が短く、肩から胸を覆う。
レボソ Rebozo
ショールによく似た長くて平らな衣服で、主にメキシコの女性が着用する。
ソンブレロ Sombrero
メキシコで近年まで広く用いられた、つばの広い伝統的な男性用帽子。
ポリェラ Pollera
中南米の女性が身に着けている民族衣装のスカート。
ポンチョ Poncho
主に中南米で着用されている衣類、外套。四角形(又は円形)の布の真ん中に穴があいていて、そこに首を通し、かぶって着用する。
パナマ帽 Panama hat
パナマソウの葉を細く裂いた紐で作られる、夏用のつば付の帽子。起源はパナマではなくエクアドル。
オセアニア
タパ Tapa clothing
オセアニアのポリネシア、メラネシア、ミクロネシアで伝統的に作られる樹皮布。
(スペルの影響で、スペインの小皿料理のタパスも生成されやすい)
ラバーラバ Lavalava
ポリネシア(特にトンガ、サモア、ミクロネシア、ハワイ)の住民の服装。シンプルな四角形の織物でキルトやスカートのように体を包み、学生服やビジネススーツとして男女ともに着用される。
(Lava-Lavaとも表記されるが、Stable DiffusionではLava 火山として認識されてしまう)
ムームー muumuu
ハワイで女性の正装とされているゆったりとしたドレス。
(Hawaiian muumuuの方が成功率が高い)
民族衣装一覧(衣装の名前編)は以上です。
チャイナドレスやディアンドルのような知名度の高い衣装以外にも、サルワール・カミーズやヴィシヴァンカのような耳馴染みのない衣装も可愛いものが多いです。
他にもまだまだ、効果のある民族衣装の名称はあると思います。見つけたり教えていただいたりしたらまた追加していきます。
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