Stable Diffusionには様々なチェックポイント（学習データ）があり、それだけでも多種多様なイラストを生成できるのですが、それに加えて追加学習データを読み込ませることもできます。
LORA、LYCORISなどの追加学習データを利用すると、これまでとはまたひと味違った画風やスタイル、エフェクトなどが表現できるようになって面白いです。
追加学習データもものすごく多くの種類が存在しますが、今回は、以下の条件で絞ったものを紹介していきます。
・Civitaiに公開されている
・Stable Diffusion1.5に対応している（SDXLには非対応）
・特定の個人のビジュアルや作風のみを元にしたものではない
・露骨に性を想起させるものではない
・利用にあたり、追加学習データの制作者のクレジット表記が不要
この条件で絞っても、1000種類以上のデータがありそうです。
今回はそのうちの、約400種類を、1日5、6種類ずつ紹介していきます。
※ライセンスや利用制限は調査時点のものです。変更の可能性もあるので、使用時に必ず確認してください。
今日は色調補正編part2！
ベースや利用するための準備については「【Stable Diffusion】LORAなどの追加学習データ集（準備編）」を参照してください！
サンプル画像は3段になっていて、上から「使用ウェイト」「使用ウェイトの半分」「ウェイト＝0」で追加学習データの重みを変更しています。
色調補正編part2
LORA: TurtleLily_ColorFilter
URL：https://civitai.com/models/53169/turtlelilycolorfilter
和訳：タートルリリー カラーフィルター
タグ名：TurtleLily
推奨ウェイト：1.3
トリガーワード：なし
推奨プロンプト：なし
使用プロンプト・使用ウェイト：
<lora:TurtleLily:1>,dress,upper body
全体的に緑みがかかり、白系色が鮮やかになります。
ウェイトを上げても、多少画風への影響もありますが破綻しにくいです。
LORA: Glowing Graffiti
URL：https://civitai.com/models/108680/glowing-graffiti
和訳：グローインググラフィティ
タグ名：GlwGfft
推奨ウェイト：なし
トリガーワード：GlwGfft
推奨プロンプト：なし
使用プロンプト・使用ウェイト：
<lora:GlwGfft:1>,GlwGfft,dress,cowboy shot
全体的な色合いが鮮やかになり、蛍光色に近づきます。
LORA: Niji Color Style（Niji二次元线条色彩画风）LoRa
URL：https://civitai.com/models/73646/niji-color-stylenijiyuanlora
和訳：二次カラースタイル
タグ名：Nijicolor_v1
推奨ウェイト：0.8
トリガーワード：niji color
推奨プロンプト：なし
使用プロンプト・使用ウェイト：
<lora:Nijicolor_v1:0.8>,niji color,dress,cowboy shot
全体的にフラットな印象になり、色合いも鮮やかになります。
多少画風への影響もありそうです。
LORA: Colorful Mix
URL：https://civitai.com/models/76052/colorful-mix
和訳：カラフルミックス
タグ名：colorful_mix_0.1
推奨ウェイト：0.6 ～ 0.8
トリガーワード：colorfulmix,multicolored hair,wavy hair
推奨プロンプト：なし
使用プロンプト・使用ウェイト：
<lora:colorful_mix_0.1:0.8>,colorfulmix,multicolored hair,wavy hair
カラフルな印象がかなり強くなります。
ウェイトを上げると影が強調される上に画風への影響もあるので、少し弱めで使用すると良いかもしれません。
LORA: Decolorization/去色
URL：https://civitai.com/models/84956/decolorization
和訳：脱色/去色
タグ名：decolorization
推奨ウェイト：～ 1.5
トリガーワード：Decolorization
推奨プロンプト：なし
使用プロンプト・使用ウェイト：
<lora:decolorization:1.5>,Decolorization,blue dress,upper body
モノクロというよりは、色褪せた印象になります。
落ち着いたトーンにしたい時に使い勝手が良さそうです。
LORAなどの追加学習データ集（色調補正編part2）は以上です。
使用プロンプトは、ベース（準備編参照）に追加している部分のみ記載しているのでご注意ください。
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