Stable Diffusionには様々なチェックポイント(学習データ)があり、それだけでも多種多様なイラストを生成できるのですが、それに加えて追加学習データを読み込ませることもできます。
LORA、LYCORISなどの追加学習データを利用すると、これまでとはまたひと味違った画風やスタイル、エフェクトなどが表現できるようになって面白いです。
追加学習データもものすごく多くの種類が存在しますが、今回は、以下の条件で絞ったものを紹介していきます。
・Civitaiに公開されている
・Stable Diffusion1.5に対応している(SDXLには非対応)
・特定の個人のビジュアルや作風のみを元にしたものではない
・露骨に性を想起させるものではない
・利用にあたり、追加学習データの制作者のクレジット表記が不要
この条件で絞っても、1000種類以上のデータがありそうです。
今回はそのうちの、約400種類を、1日5、6種類ずつ紹介していきます。
※ライセンスや利用制限は調査時点のものです。変更の可能性もあるので、使用時に必ず確認してください。
今日は光・影編part5!
ベースや利用するための準備については「【Stable Diffusion】LORAなどの追加学習データ集(準備編)」を参照してください!
サンプル画像は3段になっていて、上から「使用ウェイト」「使用ウェイトの半分」「ウェイト=0」で追加学習データの重みを変更しています。
光・影編part5
LORA: Girl and Shadow
URL:https://civitai.com/models/43497/girl-and-shadow
和訳:少女と影
タグ名:GAL-000012
推奨ウェイト:なし
トリガーワード:なし
推奨プロンプト:なし
使用プロンプト・使用ウェイト:
<lora:GAL-000012:1>
影の表現が強調されて、全体的にダイナミックな印象になります。
服装や雰囲気にもかなり影響があるので、多少ウェイトを下げて使用すると良いかもしれません。
LORA: 光影_light and shadow
URL:https://civitai.com/models/124343/light-and-shadow
和訳:光と影
タグ名:light_and_dark
推奨ウェイト:0.7 ~ 1
トリガーワード:なし
推奨プロンプト:なし
使用プロンプト・使用ウェイト:
<lora:light_and_dark:1>
背景にぼかし効果が追加されて、全体的な光と影の表現がより良い印象になります。
画風や構図などへの影響もあまりないので使い勝手が良さそうです。
LORA: 暖光(Warm light)
URL:https://civitai.com/models/84290/warm-light
和訳:暖光
タグ名:warm_light
推奨ウェイト:2
トリガーワード:なし
推奨プロンプト:なし
使用プロンプト・使用ウェイト:
<lora:warm_light:2>
画面全体に暖かな光の表現が追加されます。
画面の情報量が増えて印象が良くなる場合も多く、かなり使い勝手が良さそうです。
LORA: WarmLight
URL:https://civitai.com/models/91274/warmlight
和訳:暖光
タグ名:WarmLight
推奨ウェイト:なし
トリガーワード:なし
推奨プロンプト:なし
使用プロンプト・使用ウェイト:
<lora:WarmLight:1:lbw=1,1,1,1,1,0,0,0,0,0,1,1,1,1,1,1,1>,dramatic lighting,dress,upper body
全体的に柔らかな色味になります。
画風への影響も大きいので、LoRA Block Weightで調整しています。
LORA: Gloomifier slider LECO
URL:https://civitai.com/models/115728/gloomifier-slider-leco
和訳:グローミファイアースライダー LECO
タグ名:Gloomifier_V2_TheGlow
推奨ウェイト:-3 ~ 5
トリガーワード:なし
推奨プロンプト:bioluminescence,dark,night,darkness,cold,cold lighting,fog,glowing
使用プロンプト・使用ウェイト:
<lora:Gloomifier_V2_TheGlow:1>,landscape,background,bioluminescence,dark,night,darkness,cold,cold lighting,fog,detailed cute face and eyes,(dress:1.2),upper body
発光する要素がより強調されて印象的になります。
ウェイトを上げると全体的な構図などへの影響も大きくなるので、ウェイトは-1~1あたりを使用すると良いかもしれません。
LORAなどの追加学習データ集(光・影編part5)は以上です。
使用プロンプトは、ベース(準備編参照)に追加している部分のみ記載しているのでご注意ください。
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